ph計は様々な使用形態に対応している水質測定器です

ph計の自動制御

自動制御での注意点もいくつかあります。

ph計の自動制御で注意すべき点は、反応が非線形特性であることと反応に遅れがあることです。 代表的なph自動制御の例は中和反応で、被制御液に調整のための試薬を一滴ずつ注入 していった時、中和点付近で急激なphの変化が起こります。 つまり中和点の直前で最後の1滴となる1滴を入れた時、目標ph値を大きく超えてしまう ことがあります。 これはphの反応が非線形特性であるためで、制御するためにはph調整用の試薬濃度を ある程度薄くする、目標値に近づいたら試薬添加量を減少させるなどして比例制御を 導入して対策をします。 比例制御技術も近年では非常に進んでいますので、反応が非線形特性であることを解決 することも難しくはなくなっています。

一方で化学的な反応時間で遅れを生じる問題はある程度やむを得ないことであり、 待ち時間を設定するなど制御設計上で考慮しておかなければなりません。 しかし実際には反応の遅れの原因として、電極汚れで検出器の応答が悪くなっている場合も 多くあります。 電極の汚れで応答が遅れる場合には、汚れが進むにつれて遅れ、時間も長くなりますます 制御しにくくなっていきます。 そのような場合は自動洗浄装置を導入してph電極をきれいな状態に保っておくことが有効です。

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