ph計は様々な使用形態に対応している水質測定器です

ph計とは

ph計とは水溶液の酸性アルカリ性の程度を測る計器です。

ph計は水質測定器の中でも特に生産台数が多い計測器です。 用途は非常に広範囲で、工場における製品製造の工程管理、工場排水や河川水の公害監視 などに至るまで様々です。 形状も使用形態に対応してハンディ型、卓上型、定置型などがあります。 測定方式も指示薬式、アンチモン電極式、ガラス電極式などがあります。 従来の表現では、phとは水溶液中の水素イオン濃度を表わす単位であり、希薄溶液では ph=-log10と定義されていました。 ph測定に関しては1983年から1984年にかけて、JIS規格に変更が行われました。 変更されたのは、ph測定方法(JISZ8802)とph標準液の規格(JISK0018~0023)で、 これによって測定方法がガラス電極法に限定されました。

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phはph標準液によって目盛り付けされたph計で測定された値と考えてよいことに なったのです。 ガラス電極法という測定方法は、水溶液のphに比例した起電力を発生するガラス電極と 電位測定のための基準電位を与える比較電極を一対にして試料水に浸した時に、 両電極間に発生するphに対応する起電力を出力するph電極と目盛り付けするための 機能を有しているph指示変換器を組み合わせて測定する方法です。 比較電極には内部液のKCI溶液が入っていて、液絡部から少量ずつ流出させる構造を とっています。 そのため内部液の定期的な補充が必要になります。

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